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わからない、が消えた街 — Epoch SF短編小説の挿絵
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わからない、が消えた街

無響者が一人、私の前に座っていた。 側頭部に、エコーの痕がない。八十年生きて、一度も他人の心を受信したことのない老人。そんな人間が、まだこの国に残っているとは思わなかった。 「あなたが設計したんですか」灰原宗一は、湯呑みを置いて言った。

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